少し前の話になるけど、タッカンマリを家で作った。
タッカンマリとは韓国の鍋。
鶏まるごと1匹の中に入れ、豪快に煮込んだものだ。
タッカンマリとの出会い
タッカンマリとは韓国語で、
「鶏まるごと1匹」
という意味。
その名の通り、鶏まるごと1匹を、煮込んだものがタッカンマリ。
味は辛くない。
同じ韓国料理のサムゲタンと似ている。
タッカンマリとの出会いは数年前の韓国。
ガイドブックにも出ている有名なお店へ食べに行った時のことだ。
決してきれいではない食堂のようなところで食べたタッカンマリを今でも忘れることができない。
タッカンマリを日本で再現
おいしくておいしくて仕方なかったタッカンマリ。
どうしても日本で食べてみたいが、食べられる店はそう多くはない。
ならば自分でレシピを調べて、作るに限る。
ということで、これまでタッカンマリを何度か作った。
レシピは簡単。
韓国で買ってきたサムゲタンの素にナツメと塩、にんにく、ネギの青いところなどを加えて鶏肉と一緒に煮込むだけ。
サムゲタンの素さえあればとても簡単だ。
そのサムゲタンの素を日本で調達するのが難しいのだけど…。
楽天で買うことはできる。
鶏肉まるごと1匹の調達は難しい
鶏肉まるごと1匹は肉屋でも調達できるが、楽天でも買うことができる。
小さな肉屋というのはなんとなく入りづらい。
向こうも商売なので、注文すれば鶏肉まるごと1匹なんてたやすい御用で売ってくれるんだろうけど、どうも敷居が高い。
ということで、鶏肉も楽天で調達したことがあったが、これはイマイチだった。
鶏肉がバサバサ。
そんなこともあり、今回のタッカンマリでは、スーパーですべての鶏肉の部位を買ってきて、それらを混ぜ込んでみた。
もちろん鶏ガラも一緒に煮込んだ。
味は抜群。
特に2日目は鶏からのスープがよく出ていて素晴らしかった。
これがもも肉とかだけだとうまくだしが出ないだろう。
手羽元、手羽先、むね肉、もも肉、鶏ガラとすべての鶏肉を入れたハーモニーがこの複雑な味を出したのだろう、と思った。