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スリランカの運転マナー | 3kome.com

スリランカの運転マナー

スリランカのスリーウィーラー

慣れというのは恐ろしいもので、二度目のスリランカ旅行では、交通マナーが恐ろしいとは思わなくなってしまった。
前回が上海の交通マナーだったので、今回は、スリランカの運転事情と交通マナーについて書いてみようと思う。

スリランカは左側通行

まず基本的なところから。
スリランカは日本と同じ、左側通行。
かつてイギリスの植民地だったからだろう。
もちろん、ハンドルは右側にある。
道路を渡る時の左右確認も、まず右、そして左と行えばいい。

郊外では追い越しが激しい

郊外へ行くと、ドライバーが無茶な追い越しをしているのを頻繁に見かける。
カーブであろうが、坂道であろうがお構いなし。
前方の見通しがなくても、飛ばすドライバーはものすごく飛ばす。
それどころか、前から車が来ていても、構わずに追い越しをかけようとする。
追い越しをかけようと常にモーションを掛けて、だめだったら元に戻るの繰り返し。

スリランカの運転マナー

特に、スピードが遅いトゥクトゥク(スリーウィーラー)やトラクターは追い越されの対象とされやすいが、飛ばすスリーウィーラーは、遅いスリーウィーラーを追い越そうとする。
恐ろしいのは、そのスリーウィーラーを追い越そうという車がいるということ。
つまり、二重追い越しをすることがある。

一般的にスリランカではバスの運転が特に荒いと言われがちだけど、ツーリストカーの運転は更に恐ろしい。
バスはどんなに頑張っても大してスピードが出ないので限界があるが、ツーリストカーは限界知らずだ。

都市部での運転はカオス

都市部では、道路がまさにカオス、混沌としている。
信号はあればいい方で、あっても壊れていることもあるし、いまだに警察の手旗信号も多い。
ラウンドアバウト(ロータリー)はみんな我先へと車をすすめる。
特に、トゥクトゥク(スリーウィーラー)は車幅が狭いので、1車線に2台以上割り込もうとするので、時に何車線あるのかわからなくなる。
これだけ車が多くて事故が起こらないのは不思議というぐらい、混沌としている。

ネゴンボの街並み

もちろん渋滞は激しい。
スリランカの人に、
「目的地まであとどのぐらいかかる?」
と聞くと、大概の人は時間を言わず、目的地までの距離を言う。
渋滞により1時間かかるところが2時間かかったりするので、正確な時間が言えないそうだ。

クラクションを多用

スリランカの人はとにかくクラクションを多用する。
でも、クラクションの使い方が、日本や上海とはちょっと違う。
日本や上海では、苛ついている時や起こっている時にクラクションを使うが、スリランカでは自分の存在を知らせる時に使うことが多々ある。
例えば、追い越しをかけるとき、追い越す前に追い越しの対象となる車にクラクションを鳴らしていたりする。
時には、ごきげんなとき、そして全く意味もなくクラクションを鳴らしている時すらある。

スリランカの運転マナーはそんな感じ。
今度時を改めて、スリランカでの道路の渡りかたについて書いてみたい。