「カレーはスパイスから作るもの」と決めているので、日本のカレールーはめったに使わない。
今回のカレーも、日本のカレールーは使わず、スパイスから作ってみた。
日本のカレーはおいしくない
スパイスからのカレー作りに慣れてしまうと、日本のカレーは物足りなく感じてしまう。
物足りないというか、おいしくない。スパイスが効いていないので、シャキンとしてないというか、味が眠たいというか…。
自分でスパイスを調合するところからカレーを作れば、スパイスが効いたおいしいカレーを作ることができるので、自作はやめられない。
スパイシー≠辛い
「スパイスがいっぱい入っている」
と言うと、「辛いカレー」と思われがちだけど、スパイシーと、辛いは全く違う。
「スパイシー」はいろんなスパイスが複雑に絡み合った結果のツンと来る香りで、「辛い」はただ単純に辛いだけ。
実際、スリランカカレーやインドカレー、パキスタンカレーは、ものにはよるものの、そんなに辛くないものもある。
スリランカへ行った時のカレーは魅力的だった。
何のスパイスを使っているかはわからないものの、複雑な香りがして、とてもおいしかった。
スパイスからのカレー作りは意外と簡単
「スパイスからカレーを作る」
と言うと難しそうに聞こえるけど、実は意外と簡単。
難しいプロセスはそんなにない。
ちゃんとしたレシピがあればいいところだけど、実は結構適当に作っている。
スパイスから作る、カレーのレシピ
フライパンに油を敷き、クローブ・カルダモン・マスタードシードをスパイスを軽く炒め、みじん切りにした玉ねぎを加える。
玉ねぎを飴色になるまで炒めたら、最初のプロセスは完了。
玉ねぎを炒めるのが結構面倒だったりするが、面倒なだけで簡単。
タマネギが飴色になったら、トマト缶と鶏もも肉を適量投入する。フレッシュトマトのほうがたぶんおいしい。
そして、にんにくと生姜、ターメリック・シナモン・クミン・コリアンダーを投入。
量は全くの目分量。
スリランカ料理レストランのオーナーをしている知人は、
「スパイスの配合量で味は決まる」
と言っていたが、適当に作っても結構おいしい。
適当だと味が毎回変わってしまうが、なぜか毎回おいしい。
自分の場合は、トマト缶350ml、タマネギ2個に対して、すべてのスパイスを小さじ1入れている。
そして、必要に応じてヨーグルトを加える。
30分ほど煮込めばできあがり。
なめらかな舌触りを求める場合は、鶏肉を入れる前に裏ごししたほうがいいかも。
たぶんインド料理レストランとかはそうしてる。
スリランカ料理レストランの知人によると、最低限、クローブ・ターメリック・クミン・コリアンダーの4種類があればなんとかなるとのこと。
カレー作りの唯一の敷居は、スパイスを準備すること。
スパイス4種類さえあればなんとか作れるのなら、敷居はぐっと下がる。
ということで、カレーはスパイスから作ることをおすすめする。