中華料理経営コンサルタントと中国人経営のレストラン

最近、つとに中華料理屋のオープンが目立つ。
言葉からして、いずれも中国からやってきている人の経営。
先日も、中国人と思しき人が経営する中華料理店へ行ってきた。

中華料理店の裏に経営コンサルタント?

そもそも、日本語がそれほど得意でない夫婦やグループが運営するレストランに人の手助けが入らず経営するのは不可能に近い。
物件探しから不動産契約、改装、日々の経理や決算など、日本人が自営しようと思っても大変そうなハードルがたくさんある。

このことから察するに、中華料理店の裏には経営コンサルタントが潜んでいるのではなかろうか。
しかも、レストラン経営専門のコンサルタント。

先日スリランカ人の知人がオープンしたスリランカ料理のレストランも、オープン直後に訪ねたら、経営コンサルタントの花が飾ってあった。
ちなみに彼は漢字が読めない。
なので、なおさら誰かの助けが必要だったのだろう。

中華料理は安い

最近続々とオープンしている中華料理屋は安い。
はっきり言って安い。
他の多国籍料理レストラン、もしくは居酒屋と比べるとダントツに安い。

小籠包

先般行った中華料理店も、1人3,000円ぐらいするかと思ったら、2,000円ちょっとでお釣りが来た。
野菜や肉の原価率、不動産屋電気ガスなどの固定費はどんな携帯のレストランも一緒だし、中華に限って廃棄率が少ないなどといったこともないだろうし、謎だ。

中華料理店の安さの秘密は人件費

名門料理店で働いていて独立したという中華料理店の店主に経営の秘密を聞いたことがある。
以前にも中華料理のことで、その人について書いたことがある。
彼の友人(中国人)も現在独立して中華料理店を経営している。

その友人は、元々シェフだが経営志向が強く、小さな中華料理店をオーナーシェフとして経営した後、中規模中華料理店をオープンさせ、現在はホールに出ているとのこと。
その彼がレストランをオープンさせる際に、なんと中国人30人を現地から呼び寄せたのだという。
これがもしかしたら安さの秘訣かもしれない。

他にもよく行く中華料理店がある。

チャーハン

そこは、サービスタイムはラーメンと炒飯が300円というありえない価格設定になっている。
彼らは夫婦のみで働いていることから、徹底的な薄利多売なのだろう。

一方の名門中華料理店で働いていた日本人シェフの店、量がとても少ない。
メインも少ないが、サイドディッシュの冷奴なんて、味噌汁の中の豆腐ほど。これはありえない。
しかも原価率の低い飲み物で稼ごうと言うのか、オーダーする前にかならず、
「ドリンクは?」
と聞いてくる。
これはやはり日本人の経営なのだろう。

ちなみにその中華料理店は、その日本人シェフが気まぐれすぎるのと、ドリンクを取ろうとするのとで、もう行かなくなってしまった。

薄利多売は経営コンサルの影?それとも?

確証は言えないが、薄利多売の影には経営コンサルの影があるのではなかろうか。
いや、もしかしたら違うところに魂胆はあるのかもしれない。
それは、
「一定程度日本で仕事をして永住権を取り、家族を呼び寄せビザで呼ぶ」
だ。
もしかしたらこっちかもしれない。