和紙の紙すきを見てきた

和紙の紙すき

なにげにドライブインのようなところで立ち止まったら、和紙の工場があったので、和紙の紙漉きの様子を見てきた。とても興味深いものだった。

なぜかアメリカ人が紙漉工場で働いていた

紙すき工場へは、イギリス人と一緒に行った。
そしたら、
「英語ができる人間がいるので必要なら呼びますよ」
と言われた。
田舎だったので、ちょっと英語ができる程度の人間が出てくるのかと思いきや、バリバリに英語ができるアメリカ人が出てきた。しかも、田舎の訛りの強い方言もふつうに理解してしびっくりした。

和紙の作り方(工程)

和紙を作るのには、まず、木の葉っぱか根だったかを水に入れて溶かす。英語で説明を聞いたので、残念ながら、木の名前は不明だ。
そして、溶かした液体に、これまた樹液のようなものを混ぜる。とてもどろっとした液体だった。

和紙の製造工程

次に、特殊な機械で液体を攪拌させる。大型の機械だが、竹と木でできており、手作りのようでとても味のある装置だった。

どろっとした液体は、白っぽくなっている。ここに紙すきの道具を入れて、漉くと和紙ができる。漉くという工程を説明したいのだけど、言葉ではうまく説明できない。残念…。

紙漉き

写真でわかるかな。

漉いた和紙は、次々に重ねられる。大きな豆腐のようでもあり、お餅のようでもあった。

和紙

重なり合った和紙がくっつかないかと思って質問してみたが、くっつかないとのこと。だいたい100枚で10センチぐらいの厚さになっていた。最後にプレスする機械で水分を絞り出し、乾燥させたら完成。

和紙は再利用が可能

おもしろいことを教えてもらった。
和紙は天然素材でできているので、使ったものでも再度溶かせば、また新しい和紙として再利用できるとのこと。なかなか興味深い話だ。